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デジタルアート(ノンインタラクティブ)部門

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大賞

TextArc print: Alice's Adventure in Wonderland

W. Bradford PALEY

CG静止画 [米国]

© 2002, W. Bradford Paley

プロフィール

W Bradford Paley

複雑な情報の視覚的解釈を専門とするアーティスト兼インタラクティブデザイナー。彼の作品には三つの意図がある。異なる題材は異なって見えるべきであり、特定の洞察は明確にするべきであり、複雑性は人間の知覚にあわせて明らかにされるべきである。ブラッドフォードは1973年より、コンピュータイメージの作成を手掛け、1982年にはデジタルイメージデザイン社を設立した。ブラッドフォードの作品は、MoMAおよびホイットニー美術館の永久コレクションで展示され、またNY株式取引所において使用されている。TextArc.orgを設立。ブラッドフォードは、インタラクティブデザインに関する講義を多く行なっており、コロンビア大学の助教授を務めている。

( 2002 )

贈賞理由

個人的な心象風景の多いデジタルの静止画の分野の中では、異色の作品であった。『不思議の国』のアリスの全文が、大きな楕円形に、可読できる最小の文字で印刷されている。その楕円の内側には使用頻度に従って文字級数の変えられた言葉が描かれている。当然主人公である「Alice」や「King」といった文字が見えるが、それらの大きさは使用された文字の場所からできるだけ等距離の場所に表示されるので、全編に渡って出現するものほど中央に表示されることになる。これは極めて知的な分析の結果をグラフィックとして定着させたもので、コンピュータを利用することによってのみ可能になった表現であり、また同時に、グラフィックとしても楽しめるものである。

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