今年度のフェスティバルへ

山本 順也

少女マンガ編集者

編集者は創作をするわけではないし、厳密に言えばマンガ家を産み育てるわけでもない。マンガ家は自分の情熱と気力で自ら育っていくものだ。しかし支柱が無いと、伸びようとする蔓は行き先を見誤ったり迷ったりして、伸びる意欲すら失くす場合がある。山本氏は信念を持つ支柱として、伸びゆく才能を支えつづけた。「マンガ家の夢」と「商業的判断」との間で厳しい立場に立たされながらも「マンガ家の才能を信じ、支える道」を歩みつづけた。マンガそのものを愛していなければたどれない道だったと思う。山本氏がいなければ日本の少女マンガの発展は10年は遅れたと思う。
(講評:マンガ部門主査 里中 満智子)

プロフィール

山本 順也

YAMAMOTO Junya

日本

1938年生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。1963年、小学館に入社。絵本編集部で『ジャングル大帝』復刻版を担当。1968年 少女マンガ誌『少女コミック』創刊以降、1999年退社までの30年間、女性読者向けマンガ誌『別冊少女コミック』『プチフラワー』などの創刊、発刊に携わる。 2000年4月、京都精華大学芸術学部に新設されたマンガ学科の教員に就任。2004年、第一期卒業生と同時に退任。

( 2004 )

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