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アニメーション部門

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審査講評

【作品カテゴリ別講評】短編アニメーション

寺井 弘典

短編アニメーション作品は多数制作されているにもかかわらず、普段、目に触れることが少ないジャンルである。その露出不足な閉塞感を打開してくれるような、潜在能力をもっているか? 何回も鑑賞できる独自性があるか? コミュニケーションの場を広げていく可能性があるか?を選考のポイントにした。『カクレンボ』、『神谷通信』、『元祖マジックサーカス』など完成度的には申し分ないのだが、ストーリーの語り方、構成にもっと工夫と創意があってよかったのではないかというのが悔やまれるポイントで、技術力の高い作品ほど華やかな反面、訴えたい内容の薄まりが気掛かりである。また、テーマを絞り込んだ短編作品として、言いたいことを効果的に言い切っている作品を高く評価したい。的確な観察力と隙のない構成力『LOOP POOL』、韓国の戦争体験を鮮やかに描き切った『BIRTHDAY BOY』。『夢』『TRAIN SURFER』はアニメーション技術を駆使した作品ではないが、これも楽しいアニメーション作品なんだということを認めていいはずだ。これからも広義の意味での「アニメーション」作品の応募にも期待したい。

プロフィール

寺井 弘典

TERAI Hironori

株式会社ピクス プロデューサー。国内外での受賞作品多数。

( 2013 )

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