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マンガ部門

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審査講評

【作品カテゴリ別講評】オンラインマンガ・自主制作マンガ・その他

木村 忠夫

日本漫画学院学院長

本年度より新たに審査対象になった「オンラインマンガ」は、点数は少ないものの海外からの応募もあり、興味深く審査いたしました。残念ながら賞の対象作品は選出されませんでしたが、従来の紙媒体と同じ平面媒体の表現にもかかわらず、画像(デジタル)からの作品は小さな動きや音声、色彩作画などが駆使されており、紙媒体の表現の限界を超えた面白さが表現されていました。オンラインマンガ人口は増えており、今後も国内外からの応募作品が増えてくると思われますが、マンガ製作の基本と手法にのっとった作品作りで、面白さの拡大を追及して読者を魅了して欲しいものです。自主制作の作品も増えてきており、デジタルによる大胆な表現方法で描かれてきている作品が目立ち、商業誌では発揮できないような内容もかなりありましたが、全体的に小さくまとまりすぎてしまい、何となく独りよがりな印象を持ちました。今後は個性あふれる面白さを追求した多数の応募を期待したいものです。

プロフィール

木村 忠夫

KIMURA Tadao

日本漫画学院学院長

1944年、東京都生まれ。1977年日本漫画学院を設立。今日まで多くの漫画家を輩出するとともに、28年以上にわたって発行している『漫画新聞』の編集長を務め、漫画界の動向やアジアの漫画を紹介。2002年、漫画サミット開催を推進した功績により第31回日本漫画家協会漫画賞・特別賞を受賞。 2004年、北京で開催された「世界漫画大会」で、中国の漫画文化向上の貢献者として顕彰される。著書に『漫画家名鑑』。

( 2005 )

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