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エンターテインメント部門

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審査講評

【作品カテゴリ別講評】ゲーム・遊具・キャラクター・その他

石原 恒和

ゲームプロデューサー

メディア芸術祭に出品するということに対して、もう少し頭を使ってほしい、あるいはもっと積極的なプレゼンテーションをしてほしい、と感じるものが多かった。大企業系商品は、そのTVコマーシャルをつないだだけのものや、ゲームショウで見せたビデオクリップの流用がほとんど。個人作品系は、プレゼンテーションという考え方すらない「作品を見てもらえばわかります」的な思い込みの強いものか、きわめて不親切なものが大半であった。これでは審査する側は、たまったものではない。決してプレゼンビデオにお金をかけろと言っているのではない。作者自らが、自分のコトバで、作品コンセプトと出品意図を明確に語ってくれれば、それでいい。そんなシンプルなことを出品者の皆さんにお願いしたいと思う応募状況と内容であった。作品の傾向としては、新しいプラットホームが徐々に出そろってくるなか、その環境に合わせた新規な試みに期待したが、従来の作品からの移植にすぎないものが多く残念であった。もちろん受賞した作品は、そうではないオリジナリティがあったからこそ選ばれたものである。

プロフィール

石原 恒和

ISHIHARA Tsunekazu

ゲームプロデューサー

1957年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科修了。1995年に株式会社クリーチャーズを設立、その後『ポケットモンスター赤・緑』をプロデュース。1998年、株式会社ポケモンセンター(現・株式会社ポケモン)設立と同時に代表取締役社長に就任。現在は、同ソフトを翻案した『ポケモンカードゲーム』や、テレビアニメ、劇場映画などポケモン全体のブランドマネジメントに携わる。

( 2006 )

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