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マンガ部門

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大賞

失踪日記

吾妻 ひでお

AZUMA Hideo

[日本]

作者自身の突然の失踪から、自殺未遂、路上生活、肉体労働、アルコール中毒、強制入院までの波瀾万丈の日々を綴ったノンフィクション作品。暗いテーマをサラッと読ませるのも、作者のマンガ力によるものである。

© AZUMA / EAST PRESS

プロフィール

吾妻 ひでお

AZUMA Hideo

日本

1950年、北海道生まれ、漫画家。『ふたりと5人』『やけくそ天使』『ななこSOS』ほか多数の作品を発表し、1979年に『不条理日記』で第10回日本SF大会星雲賞受賞。1989年に突如失踪した顛末が本作『失踪日記』で、第34回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。

( 2005 )

贈賞理由

この作品は「私マンガ」というジャンルに属する。それはすでに新しいジャンルではないが、多くのそうした作品がどうしても「エッセイマンガ」になることが多いのに対して、この作品が作品としての品格をしっかりともっていることに注目してほしい。むしろ自分の感情・感想を排し、乾いた目でシビアな状況をギャグに仕立てている。この作家が一度はマンガの道を離れながら、もっていた才能を正しく発揮して元の道に戻ったことに驚きと歓びを禁じえない。

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