今年度のフェスティバルへ

マンガ部門

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審査講評

作品本位の選考が生みだす新たな可能性

主査 モンキー・パンチ

マンガ家

今年の応募作品は283点。そのうち最終審査対象作品として35作品が残った。昨年同様、今年も大賞作品と優秀賞作品が二転三転した。それ程にどの作品がどの賞に選考されても当然と思えた力作が揃った。時間を忘れ上質の作品群を読破するのは、審査員冥利に尽きて最高に幸せを感じた。なかには確かに目を覆いたくなる残酷な描写の作品や巻物風に作画した実験的な作品もあったが、そこには説得できる必然性がやや不足し審査委員全員を理解させるにいたらなかったことは確かであり、残念である。また、今後期待をもてるであろう新しいマンガの表現手段としての自費出版作品、ニューメディアを駆使したオンラインマンガ、デジタルマンガ等に審査委員を唸らせる作品が今回も少なかった。次回に大いに期待したい。

プロフィール

モンキー・パンチ

MONKEY Punch

マンガ家

1937年、北海道生まれ。1966年にモンキー・パンチ名で「漫画ストーリー」に『銀座旋風児』を発表。翌年より「週刊漫画アクション創刊号」にて『ルパン三世』を連載。主人公ルパンをはじめ、個性的なキャラクターたちが人気を呼び、大ヒットし、テレビアニメ・映画化された。代表作『リトルマフィア』『一宿一飯』『透明紳士』など多数。2005年春より大手前大学教授に就任。マンガ研究について教鞭をとる。

( 2007 )

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