今年度のフェスティバルへ

中谷 芙二子

アーティスト

中谷芙二子さんは、1960年代から今日にいたるまで、さまざまな作品を制作してきたアーティストだ。霧の彫刻のシリーズや、情報彫刻『ユートピアQ&A 1981』。映像作品としては、1972年に小林はくどう氏との共同制作の『水俣病を告発する会―テント村ビデオ日記』、『老人の知恵―文化のDNA』など、活動の範囲は多彩だ。そのなかでも忘れてならないのは、1980年に原宿に開設されたビデオギャラリーSCANでの活動である。日本で唯一のビデオアート専門ギャラリーとして、国内外の作品の紹介や、1981年からは公募展などを主催し、数多くの映像作家がここから巣立っていった。このビデオアートを根底から支えていった活動は称賛に値する。

プロフィール

中谷 芙二子

NAKAYA Fujiko

ドイツ

札幌生まれ。米国ノースウェスタン大学卒。1979-1998年日本大学芸術学部映画学科講師。東京在住。1966年 芸術と技術の実験グループ「Experiments in Art and Technology (E.A.T.)」のメンバーとなり、国内外の数々の実験的プロジェクトに参加。1972年山口勝弘らと「ビデオひろば」を結成し、ビデオによるメディア・エコロジーの可能性を探る。1980年ビテオギャラリーSCANを開設し、ビデオ作品の上映、若手の育成、国際交流を推進。1987年、89年、92年、青山スパイラルにて国際ビデオ・テレビ・フェスティバルを主催。また霧の彫刻家として、世界各地で霧のインスタレーション、舞台、公園設計を手がける。オーストラリア文化賞、ロカルノ国際ビデオフェスティバル・金のレーザー賞、吉田五十八特別賞、ハイビジョンアウォード・郵政大臣賞ハイビジョン功労者ほか。

( 2008 )

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