今年度のフェスティバルへ

アニメーション部門

部門トップに戻る

優秀賞

KUDAN

木村 卓

KIMURA Taku

短編アニメーション [日本]

語りかける息子の言葉が聞こえない父。届けられた荷物のなかのマスクをかぶった父は、異次元の空間に入り牛に変身、暗い森のなかに立っていた。現実と異次元の行き来のなかで息子の危機を救った父が親子のコミュニケーションを回復するという3DCGアニメーション。

© IMAGICA Corp.

プロフィール

木村 卓

KIMURA Taku

日本

1963年生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部卒業後、トーヨーリンクス(現リンクス・デジワークス)入社。以降、CM、映画、ゲーム等のCG映像制作に携わりつつ、個人による作品制作も行なう。日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師。

( 2008 )

贈賞理由

父親の子どもへの言葉(交流)の不在、ふとしたことで不可思議な平行異世界に紛れこんだ父親が迫る危機を脱し、お互いの言葉を取りもどすまでの物語。しっかりと構築された設定やストーリーと演出力で純粋に楽しめる作品だ。暖かな風合いの日常風景と異世界の対比されたビジュアライズが見事。ダークでシュールな異世界の中に死神のような恐ろしいモンスターや、コミカルで不思議なキャラクターが登場する。父親が頭は人間で体が牛という「クダン」になって異世界をさまよう姿は怖くて気持ち悪いけど、どこかかわいい。動きのタイミングも心地よく、ハラハラドキドキのストーリー展開は見るものを引きつけずにはおかない。単なる技術見本に陥らずだれが見ても楽しめる短編アニメーション作品となっている。スタッフの皆さんの志と力量を高く評価したい。

部門トップに戻る