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奨励賞

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海老原 優

EBIHARA Yu

インスタレーション [日本]

人体のオブジェ、サウンド、映像によるインスタレーション。映像では皺のなかに浮かびあがる人の姿、あるいは通りすぎる人、波打ち際、ある老人のインタビューなどがシンプルな線描のアニメーションで描きだされる。一見脈絡なく配置されているようでいて、実はインスタレーションの間には、作者の人間に対するさまざまな関心のありようが示されている。

© 海老原 優

プロフィール

海老原 優

EBIHARA Yu

1983年生まれ、埼玉県出身。東京藝術大学大学院修了。在学時から手描きアニメーションをおもな素材としたインスタレーション形式の作品の制作をはじめ、さまざまな空間を利用したグループ展多数に参加。ギャラリーから洋品店、カフェなどに発表の場を広げながら、現在も制作活動を続けている。

( 2008 )

贈賞理由

本作品は東京藝術大学の修了制作展で発表された。束芋など日本の日常をシュールなタッチで描くアニメーションや、ウィリアム・ケントリッジ、フランシス・アリスなどのコンセプチュアルで、ポエティックな手描きアニメの要素を兼ね備えた作品である。人が往来する素朴な手描き感を残したリズミカルな線の画面と、街頭の老人のインタビューをアニメーションとして起こした温かみのある画面が異なった大きさで組みあわされたマルチプロジェクションのインスタレーションは、印象的で静かに感情に訴えてくる訴求力をもっている。

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