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マンガ部門

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審査講評

主査 ちばてつや

マンガ家

「マンガ」の世界はいま、大きな曲がり角に来ている、と言われて久しい。若い読者はパソコン、携帯電話、ゲームなどなど新しい興味の対象が次々現れて、雑誌や単行本も出版すれば右肩上がりで売れるような、ある意味バブル時代が終わったのは事実だろう。しかし、そのパソコンや携帯、ゲームの世界にこれまでにない新しいマンガ表現が、新しいキャラクターたちがたくさん生まれ、育ち、活き活きと息づきはじめていたのだ。今回のマンガ部門の選考会では、それらの新ジャンルの作品にたくさん出会えて楽しかったし、さらにこれまでの紙媒体の作品たちもまだまだ元気だし、内容も表現もとても充実していて例年にない大豊作。マンガ界の曲がり角の行く先は、広く大きな豊穣の世界が開けて見えて、とても心強い選考会であった。

プロフィール

ちばてつや

CHIBA Tetsuya

マンガ家

1939年、東京築地の聖路加病院で生まれる。同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。1945年終戦。翌年中国より引揚げる。1950年、友人の漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年『ママのバイオリン』で雑誌連載を始め、1961年『ちかいの魔球』で週刊少年誌にデビュー。おもな作品に『1・2・3と4・5・ロク』、『ユキの太陽』、『紫電改のタカ』、『ハリスの旋風』、『みそっかす』、『あしたのジョー』、『おれは鉄兵』、『あした天気になあれ』、『のたり松太郎』など。社団法人日本漫画家協会常務理事。

( 2008 )

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