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マンガ部門

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優秀賞

Real Clothes

槇村 さとる

MAKIMURA Satoru

ストーリーマンガ [日本]

激戦区・新宿に店を構える大手百貨店に勤務する絹江(27歳)は、入社5年目にして大好きな「ふとん売り場」から「婦人服売り場」へ突然の異動を命じられる。曲者ぞろいの婦人服売り場で、着ること、働くこと、生きることとは何かを考え、成長する姿が描かれている。

© 槇村さとる / 集英社

プロフィール

槇村 さとる

MAKIMURA Satoru

日本

1956年生まれ。東京都出身。1973年集英社「別冊マーガレット」において『白い追憶』でデビュー。以後『愛のアランフェス』『ダンシング・ゼネレーション』『白のファルーカ』『おいしい関係』など数々のヒット作を発表。現在、集英社「YOU」にて『Real Clothes』を「オフィスユー」にて『Do Da Dancin'!』を連載中。

( 2008 )

贈賞理由

デッサン力は抜群、そぎ落とされた、無駄のない線、ストーリー運びのたくみさ、主人公のホレボレするような健康的な優雅さ、画面から飛びだしそうな躍動感に息をのむ。槇村氏のほかの作品にもいえるが、その徹底した作品取材には驚かされる。デパートの花形部署である婦人服部を舞台に、力強く前向きに生きていく主人公。しかし、恋が仕事をさまたげる!! 恋か仕事かの選択。これはすべての働く女性が、一度は乗り越えなければならない人生のターニング・ポイントかもしれない。槇村氏は正面からきっちりと取りくんで、裸の人間味を出している。複雑にからみあう心の葛藤のなかで、仕事を選び、最愛の恋人との別れを決意するが、その喪失感の激しさの表現力は胸に迫り、深く共感してしまう。いま風の主人公の生き方が、とても楽しみになる。現在、自分の仕事に、きっちりと向きあっている多くの女性たちに、是非この本を開いていただきたい。

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