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エンターテインメント部門

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優秀賞

scoreLight

Alvaro CASSINELLI / 真鍋 大度 / 栗原 優作 / Alexis ZERROUG

Alvaro CASSINELLI / MANABE Daito / KURIBARA Yusaku / Alexis ZERROUG

楽器 [ウルグアイ・イタリア / 日本 / フランス]

『scoreLight』は、描かれた線や近くにある三次元物体の輪郭を捉えて音を出す楽しい楽器作品。レーザースキャナーを改造したものが感知器の役割を果たし、レコード盤の表面の溝から音を読み取る原理を応用し、描かれた線の輪郭から音をつくり出す。そのようすは、一点の光が線の上を踊りながら、そこに隠された音楽を奏でているようだ。
制作協力:栗原 優作、Alexis ZERROUG

© Alvaro CASSINELLI

プロフィール

Alvaro CASSINELLI

ウルグアイ

1972年ウルグアイ、モンテビデオ生まれ。フランスのパリ第11大学で工学(ENST)学位と物理の博士課程を修める。現在、東京大学(石川小室研究室)助教。2004年からメディア芸術作品の制作を始め、第9回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞、アルス・エレクトロニカ「Honorary Mention」賞などを受賞。

( 2009 )

真鍋 大度

MANABE Daito

日本

1976年、東京都生まれ。メディアアーティスト、アーティスト、インタラクションデザイナー、ソフトウェアエンジニア、DJ、作曲家。ライゾマティクスリサーチ代表。

( 2017 )

栗原 優作

KURIBARA Yusaku

日本

( 2009 )

Alexis ZERROUG

フランス

( 2009 )

贈賞理由

この作品の第一の魅力は、レーザーライトに命を宿した(ように見せている)点である。それはあたかも、浅瀬を俊敏に泳ぐ小魚のようでもあり、蜜を求めて花畑を飛びまわる蜂のようにも見える。さらにこの作品を評価すべき点は、『scoreLight』という名称が示すとおり、光によって、いや正しくは光の軌跡によって「音」を生みだすための装置になっているところだ。実はこの作品、一見、要素技術を提示した荒削りなアイデアのみととらえることができる。 しかし、そのために、この作品は楽器でありゲームであり、または共感覚を体感するアートであるとも、さまざまに捉えることができるのだ。つまり、さまざまな新しいエンターテイメントの発想が、ここから生まれる可能性を内包した作品であるともいえる。そしてなにより、このような理屈を省いても、この作品が純粋に光の玉と戯れる楽しさを提供してくれていることが、もっとも評価すべき点だと思われる。

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