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アニメーション部門

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優秀賞

Folksongs & Ballads

Mathieu VERNERIE / Pauline DEFACHELLES / Rémy PAUL

短編アニメーション [フランス]

孤立した港町で暮らすある年老いた漁師の日常を、卓越した画力で細部まで丁寧に描き出した全編CG作品。朝日が昇る瞬間の空の景色、夕焼けに頰を照らされスープをすする老婆、夜のパブに集う男たちなど、様々な情景を通して、アイルランドのフォークソングが印象的に響き渡る。フランスのアニメーション専門学校・Supinfocom Valenciennes在学当時の作者たちによる卒業制作作品。
(7分53秒)

© SUPINFOCOM VALENCIENNES

プロフィール

Mathieu VERNERIE

フランス

ディレクター。2011年、フランス・Supinfocom Valenciennesイラストレーター科卒業。在学中、本作品を含め2本の短編アニメーションを監督し、現在はBastien DUBOISによる新作映画と同氏の短編作品のアニメーターとして制作に携わっている。

( 2011 )

Pauline DEFACHELLES

フランス

CGデザイナー。Supinfocom Valenciennes 卒業、ESAAT 卒業。2Dと3Dのアニメーション制作やテクスチャリング、マット・ペインティング、モデリングやイラストレーションなど幅広く手がける。過去、本作品をはじめ『La Planète encore』『C'est dormir toute sa vie...』『Sumo』など数多くの作品に参加している。

( 2011 )

Rémy PAUL

フランス

CGデザイナー。2011年、Supinfocom Valenciennes 卒業。在学中は本作品と『Bérézina』などの映画制作に携わる。

( 2011 )

贈賞理由

アイルランドのフォークソングが響く3DCG アニメーション
イリアンパイプスとアコーディオン、アイルランドのフォークソングだ。舞台はフランス・ブルターニュ地方の辺境か? フランスというよりもスコットランド辺りの荒涼とした海岸線の風景だ。鉛色の空をかもめが低空でかすめる。ケルト人の血を引く頑固な海の男の孤独な一日が今日も始まる。やがて日が暮れるとお決まりのアイリッシュパブに転がり込む。酔いつぶれたアコーディオン弾きが目を覚ます明日の朝までが海の男の至福の時だ。
確かなアニメートの腕に裏打ちされた3DCGの画面力で一気に戦慄のラストシーンまで持っていく。学生の卒業制作作品とはにわかに信じがたい力量に審査委員の票が集まった。正直に言って、フランスのいくつかの専門学校のCG作品は完成度が高く、世界中の長編映画制作スタジオに向けた、リクルート用作品としての意識も強いとみた。

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