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エンターテインメント部門

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優秀賞

アナグラのうた~消えた博士と残された装置~

犬飼 博士 / 柴崎 亮介 / 飯田 和敏 / 有山 一郎 / 笠島 健司 / 禿 真哉

INUKAI Hiroshi / SHIBASAKI Ryosuke / IIDA Kazutoshi / ARIYAMA Ichiro / KASAJIMA Kenji / KAMURO Shinya

その他 [日本]

日本科学未来館の展示スペースにおいて、空間そのものを舞台とした作品。「空間情報科学で世界を良くしようとした5人の博士が生活をしていた場所」という設定のもと、多数のセンサーやプロジェクター、PCなどが設置され、プレイヤーの行動が情報を生み出し、それが周囲に影響し、また自身の行動をも変化させるような仕掛けが盛り込まれている。コンピュータという情報科学機器そのものの中に人間が入り、人間の情報と身体と世界の関係を浮き彫りにした意欲作。

© 日本科学未来館

プロフィール

犬飼 博士

INUKAI Hiroshi

日本

エウレカコンピューター株式会社所属。

( 2011 )

柴崎 亮介

SHIBASAKI Ryosuke

日本

東京大学空間情報科学研究センターで教授を務める。

( 2011 )

飯田 和敏

IIDA Kazutoshi

日本

『ディシプリン*帝国の誕生』などで知られるゲームクリエイター。

( 2011 )

有山 一郎

ARIYAMA Ichiro

日本

日立情報通信エンジニアリング株式会社所属。

( 2011 )

笠島 健司

KASAJIMA Kenji

日本

髙島屋スペースクリエイツ株式会社所属。

( 2011 )

贈賞理由

空間情報科学を体感するアミューズメントパーク
日本科学未来館の常設展示物だが、これまでの博物館展示物の枠組みを大きくはみ出した作品になっている。今後ますます重要になるであろう「空間情報科学」という領域の研究を、大人にも子どもにもわかりやすく体験させる装置。しかしその演出には、大胆なSF設定のストーリーが用意され、ゲームデザイナーたちがこれまでのゲーム制作で得た知見が利用されている。博物館展示物でありながら、非常に作家性の強いものとなっており、そこは賛否が分かれるポイントだろう。しかしところどころの博物館展示が、そうした作家性を許容、もしくは求めるような段階に入っていることも確かだろう。ゲームデザイナーがこうしたプロジェクトで個性を発揮する。ゲームの側からすれば、これは「ゲーム」の新しい形にも見える。今回いわゆるコンシューマゲームの応募が低調だったが、そのことと共に考えてみたい。

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