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アニメーション部門

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優秀賞

おおかみこどもの雨と雪

細田 守

HOSODA Mamoru

劇場アニメーション [日本]

19歳の大学生「花」は、おおかみおとこと運命的な恋に落ちる。やがて「雪」と「雨」という2人の“おおかみこども”を授かるものの、突如訪れた、父親であるおおかみおとこの死。まだ幼い“おおかみこども”を抱えた花は、人間かおおかみか、どちらの生き方も選べるように、美しくも人里離れた田舎のなかで2人の子どもを育てる決意を固める。花と子どもたちとの13年間にわたる親子の物語。
(116分54秒/素材・媒体・技法:35mmフィルム、DCP)

監督・脚本・原作:細田守│キャラクターデザイン:貞本義行│脚本:奥寺佐渡子│企画・制作:スタジオ地図│製作委員会幹事:日本テレビ
©2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

プロフィール

細田 守

HOSODA Mamoru

日本

1967年、富山県生まれ。アニメーション映画監督。スタジオ地図を設立。

( 2015 )

贈賞理由

シンプルながらも奥の深い意欲作である。「子育てと子離れ」という世界中の誰でも共感可能なテーマ設定、成長につれ「人と狼」のどちらを選択するかというドラマを、メタモルフォーゼというアニメーションならではのアプローチで描ききっている。13年間の長い物語を2時間弱に圧縮する手際のよい演出、風による草花や木々などのなびき、降雪、豪雨など気象を闊達に描いたCG技術、そしてアニメーション作画による柔らかで細やかな表情変化や演技など、映像としての総合力が高い。これらを駆使して人生の喜びと意味という根幹に迫った点が高く評価できる。

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