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エンターテインメント部門

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  • View of Smart Trashbox

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  • Demonstration in progress

優秀賞

勝手に入るゴミ箱

倉田 稔

KURATA Minoru

ガジェット [日本]

ゴミを投げるとゴミ箱自ら動いてキャッチしてくれる『勝手に入るゴミ箱』。壁に備え付けられたセンサーが投げられたゴミを検知して落下位置を予測。ゴミ箱はその情報を無線で受け取り、本体の底に設けられた車輪を回転させ、自ら移動してゴミをキャッチする。ゴミの検知にはゲームのモーションキャプチャなどに用いられるセンサーを応用し、ゴミの位置情報から運動軌跡を計算することによって落下位置を予測する。またBluetoothによる無線通信、車輪を正確にコントロールする制御回路や、コンパクトかつ力強い動きを生み出す独自の駆動メカニズムなど、種々の技術を融合させることによって実現している。見た目はただのゴミ箱だが、ひとたびゴミを見つけると動き出す未来のゴミ箱と言える。
(サイズ:縦22cm×横22cm×高25cm|素材:アルミ製機構部品、電子回路、モータ、センサなど|システム・ソフトウェア:Xtion、OpenNI、OpenCVなど)

© KURATA Minoru

プロフィール

倉田 稔

KURATA Minoru

日本

1986年、長野県生まれ。幼少の頃よりものづくりに強い興味を抱き、大学では制御工学とメカトロニクスを専攻。エンジニアとして働く傍ら、趣味としての活動でロボットや未来家電などの作品を制作している。

( 2012 )

贈賞理由

ディスプレイを使わない作品の物理的な「存在」には、さまざまな評価を飲み込んでしまう包容力があるようで、電源をOFFにしてもそこに居てくれる存在感はガジェット作品ならではのものである。放り投げたゴミの落下地点に向かって、サーッと動いてゴミを受け止める本作品の審査では、設計・工作もプレゼンされていてしっかりと計算されて作られているが、本当にゴミが入るのかとも論議された。しかし、その動作精度よりも、ゴミが入る場合もあれば入らない場合もあるのが面白いのであって、落下地点に向かって動いてくれるゴミ箱そのものがエンターテインメントであると評価された。入れば上手と感嘆し、入らなければ再挑戦と声援を掛けたくなるような、そんな感情移入していく作品ではないだろうか。

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