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エンターテインメント部門

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優秀賞

GRAVITY DAZE/重力的眩暈:
上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

外山 圭一郎(GRAVITY DAZE チーム)

TOYAMA Keiichiro (GRAVITY DAZE TEAM)

ゲーム [日本]

「重力が働く方向」を自由に決め、あらゆる方向に「落ちる」ことができる、新感覚のアクションアドベンチャーゲーム。斬新なプレイ感覚を生む「重力アクション」と魅力的なキャラクター、バンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)をモチーフにした独創的なヴィジュアル、美しい音楽……、圧倒的な完成度で話題を呼んだPlayStation®Vita専用タイトルである。空中都市「ヘキサヴィル」で目覚めた記憶を失った少女「グラビティ・キトゥン」は、謎の黒猫「ダスティ」によって重力を操作する力を得て、数々の試練を乗り越え強く成長していく。やがてヘキサヴィルを取り巻く陰謀に迫った彼女が見るものは……。
(ゲーム機:PlayStation®Vita)

©2012 Sony Computer Entertainment Inc.

プロフィール

外山 圭一郎

TOYAMA Keiichiro

日本

1970年、宮崎県生まれ。東京造形大学卒業後、『SILENT HILL』『SIREN』シリーズを制作し、日本を代表するホラーゲームクリエイターとして知られる。最新作『GRAVITY DAZE』では心機一転、これまでとまったく異なる作品世界へのチャレンジとなった。

( 2012 )

贈賞理由

『GRAVITY DAZE』は、まさに文化庁メディア芸術祭で評価すべきゲームそのものである。現在のゲーム市場に登場してくる作品は、新規性の発掘よりも洗練に重きが置かれて開発されている。ゲームが提供可能なエンターテインメントの仕組みがあらかた出揃い、そのうえでどのようなシナリオをどのように料理するかが競われている。しかし『GRAVITY DAZE』は重力を操るという新しい快楽のあり方を発明した。しかも、ほかのゲームに勝るとも劣らないゲームとしての創造的な洗練とともに。PlayStation®Vitaに搭載されたセンサーを巧みに利用し、製品ではなく「ゲーム」として仕上げている。まだまだゲームにできることがあることを証明した作品だ。

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