今年度のフェスティバルへ

マンガ部門

部門トップに戻る

新人賞

ぼくらのフンカ祭

真造 圭伍

SHINZOU Keigo

[日本]

過疎の町、金松町は火山の噴火一発で温泉街へと生まれ変わる。この劇的な変化を受け入れられないクールな「富山」と、変化にノリノリな「桜島」の2人の高校生。この2人の友情が、町の変化に伴いどう変化するのかをめぐる物語。さりげなく描かれた高校生男子の気持ちの揺れ、自由な描線が醸し出す独特の味わいが人気を呼んだ。
(『ビッグコミックスピリッツ』連載開始:2012年17号〜連載終了:2012年33号)

©Keigo Sinzo 2012

プロフィール

真造 圭伍

SHINZOU Keigo

日本

1987年、石川県生まれ。『週刊ビッグコミックスピリッツ』のスピリッツ賞に投稿ののち、大学3年時に『なんきん』でデビュー。その後『月刊!スピリッツ』(ともに小学館)に『森山中教習所』を、『週刊ビッグコミックスピリッツ』に『僕らのフンカ祭』を連載。短編をまとめた単行本『台風の日』(2012)を刊行。現在、新作鋭意準備中。

( 2012 )

贈賞理由

このところ、さりげない、むしろつまらないと言っていい日常を描くストーリーが増えてきている(これも日本のマンガ界が豊かになった証?)が、この作品もけっして派手なものではない。ごくごく狭い世界のいち高校生のぱっとしない日常を、ここまで愛おしく楽しめるものにしてくれたことに敬意を表わしたい。けっして新しいテーマ&ストーリーではないのだが、描法も肩に力が入っていない自然なもので、成り行き任せの自由さはマンガの基本を振り返らせる。山場からラストへの、リアリティとは違うところに着地させるマンガらしさに一票、である。

部門トップに戻る