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エンターテインメント部門

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  • © Honda Motor Co., Ltd. and its subsidiaries and affiliates.

大賞

Sound of Honda / Ayrton Senna 1989

菅野 薫/保持 壮太郎/大来 優/Nadya KIRILLOVA/米澤 香子/関根 光才/澤井 妙治/真鍋 大度

SUGANO Kaoru / YASUMOCHI Sotaro / ORAI Yu / Nadya KIRILLOVA / YONEZAWA Kyoko / SEKINE Kosai / SAWAI Taeji / MANABE Daito

映像、ウェブ、メディアインスタレーション、サウンド [日本/ロシア]

走行データを用いてドライブをデザインする本田技研工業のカーナビゲーションシステム「インターナビ」。その独自の技術と歴史をひもとくため、1989年のF1日本グランプリ予選でアイルトン・セナが樹立した、世界最速ラップの走行データを用い、彼の走りを音と光でよみがえらせた。エンジンやアクセルの動きを解析し、実際のMP4/5マシンから録音したさまざまな回転数の音色と組み合わせることで、当時のエンジン音を再現。全長5,807mの鈴鹿サーキット上に無数のスピーカーとLEDを設置し、再現した音を走行データに合わせて鳴らすことで、24年前の走りを表現した。特設サイトではWebGL(ウェブページ上で3Dグラフィックスを表示する標準規格)により当時のラップタイム“1分38秒041”を3DCGで再現し、セナの走りを体感できるコンテンツを公開。加えて、当時のエンジン音を自分のクルマで楽しむことができるスマートフォン用のアプリも開発・配布された。

©Honda Motor Co., Ltd. and its subsidiaries and affiliates.
All Projects:菅野薫/保持壮太郎/Nadya KIRILLOVA/大来優/米澤香子/澤井妙治/河村知之/植田みさ/鏑木崇雄/佐藤巧磨/金聖源/平野貴詩/藤岡将史/外山良子/宮下研也/平田日向子/石川治彦/今村健/三河昭広/澤戸寛明│Film:関根光才/真鍋大度/上野千蔵/国枝礼樹/浅賀達志/平野哲朗/甲斐洋輔/佐藤巧/市原登志幸/寺島厚司/千葉秀憲/比嘉了/玉田邦夫/柳澤知明/本間無量/堀宏行/山本龍哉/田鹿充/東雅明/高橋勝/鴫原大輔/瀬谷さくら/遠藤知洋/綾城重理人/三浦直也│Web(3D-View/Sound&Data):對馬正/安井健太郎/角田達哉/ TAKCOM /永嶋敏之/金原崇人/増田一太郎/関洋輔│Project Movie:中西尚人/宇崎慎二/和田壮史/三神健太/木内健雄/澤戸寛明/川合一仁/熱田護/金子博/今宮純│App:金原崇人/山口幸太郎/徳井直生/浦川通/吉村隆則

プロフィール

菅野 薫

SUGANO Kaoru

日本

電通、クリエイティブ・テクノロジスト。

( 2015 )

保持 壮太郎

YASUMOCHI Sotaro

日本

1981年、神奈川県生まれ、瀬戸内育ち。株式会社電通 CMプランナー/コピーライター。

( 2013 )

大来 優

ORAI Yu

日本

1983年、東京都生まれ。株式会社電通 アート・ディレクター。

( 2013 )

Nadya KIRILLOVA

ロシア

1984年、ロシア生まれ、世界育ち。株式会社電通 クリエーティブ/コピーライター。

( 2013 )

米澤 香子

YONEZAWA Kyoko

日本

1985年、神奈川県生まれ。株式会社電通 クリエーティブ・テクノロジスト。

( 2013 )

関根 光才

SEKINE Kosai

日本

1976年、東京都生まれ。映像作家。CM、ミュージックビデオ、映画などをベースとした映像の演出を手がけ、インターナショナルなレンジでの活躍が特徴的。文化横断的なストーリーテリングと、実験的な表現を中心に活動を続けている。

( 2013 )

澤井 妙治

SAWAI Taeji

日本

1978年、大阪府生まれ。サウンドアーティスト、Qosmo, Inc.取締役。さまざまな環境下での音の与える効果にフォーカスし、プロダクト/広告/Web /映画など幅広い領域で活躍する。ソロでの活動では、Sonarなどの海外のフェスティバルを中心にパフォーマンスやインスタレーションを発表している。

( 2013 )

真鍋 大度

MANABE Daito

日本

1976年生まれ。メディアアーティスト、プログラマ。

( 2015 )

贈賞理由

ホンダのエンジニアによって記録された走行データをグラフ化した紙1枚から、セナのエンジン音を再現しようとした発案そのものが面白く、総力を尽くして巨大な再現インスタレーションへと変貌させたプロジェクトである。サンプリングとチューニングされたエンジン音を聞くだけで、鑑賞者の脳の奥に仕舞われていたはずの思い出深い空間データが見事に引き出され、映像として脳裏によみがえり始める。次第に時間を超えてそこに立っているかのような錯覚に陥ってしまい、スロットル開度データに基づいて微妙に振れ動くアクセル挙動を見ていると、今度は「セナ足」の映像が想起されるなど、作者の「データが人の心を動かすことが出来るか」という挑戦とその成果が高く評価された。しっかりとした基礎データは、時間によって鮮度が落ちることがなく、またメディアの変遷にも左右されずに、表現され続けていく源になりえることが、この作品で示されたのではないだろうか。(岩谷 徹)

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