今年度のフェスティバルへ

小野 耕世

映画評論家/マンガ評論家/海外コミック翻訳家/海外コミック・アニメーション研究家

1939年、東京都生まれ。日本における海外コミックの翻訳出版及び研究、紹介の第一人者。日本マンガ学会理事。東京都立新宿高等学校を経て国際基督教大学教養学部人文科学科卒業後、NHKに入局。在職中『SFマガジン』(早川書房)に「SFコミックスの世界」を連載するなど、外国のマンガの紹介に力を注ぐ。以後、映画評論やマンガ研究で活躍。海外コミック研究では、アメリカン・コミックス(アメコミ)から、アンダーグラウンド・コミックス、グラフィック・ノベル、ヨーロッパのアート系コミックス、アジア諸国のマンガまで幅広い。また、それから派生したアニメーションについても研究。他に、多くの海外コミック作品の翻訳を行っており、頻繁に海外を訪れ、海外のコミック作家たちと交流。長年の海外コミックの日本への翻訳出版、紹介と評論活動が認められ、2006年、第10回手塚治虫文化賞特別賞を受賞。13年より日本SF作家クラブ名誉会員。

贈賞理由

今、日本では、アメリカン・コミックス(アメコミ)やグラフィックノベル、バンド・デシネ(BD)といった多数の海外マンガが、美しいカラー印刷で翻訳出版されている。マンガファンにとって幸せなこのような状況も、小野耕世氏による海外マンガの普及活動がなかったら、定着しなかったことだろう。小野氏の功績は、既に多くの人の知るところではあるが、多くのアメコミファンを誕生させた『バットマンになりたい』(晶文社、1974年)から、最新刊の『リトル・ニモ 1905―1914』(小学館集英社プロダクション、2014年)の翻訳に至るまでの旺盛な著作活動も含め、功労賞にふさわしいと判断された。(すがや みつる)

開催情報ページへ