アニメーション部門
受賞作品
審査委員会推薦作品
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息ができない
木畠 彩矢香
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心が叫びたがってるんだ。
長井 龍雪/岡田 麿里/田中 将賀
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百日紅 ~ Miss HOKUSAI ~
原 恵一
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ズドラーストヴィチェ!
幸 洋子
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ディス イズ マイ ハウス
大川原 亮
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何も見なくていい
伊藤 圭吾
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バケモノの子
細田 守
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Benches No. 0458
Ivan MAXIMOV
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Chhaya
Debanjan NANDY
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Eclipse
Jacky DE GROEN
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Erlking
Georges SCHWIZGEBEL
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Isle of Seals
Edmunds JANSONS
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Isola del Giglio
Tom SCHROEDER
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Levitation
Marko MESTROVIC
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Meada
Linnea LIDEGRAN
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My Grandfather was a cherry tree
Olga POLIEKTOVA / Tatiana POLIEKTOVA
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Ruben Leaves
Frederic SIEGEL
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Sea Child
Minha KIM / Jacob THOMAS / Islay BELL-WEBB
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SHIROBAKO
『SHIROBAKO』製作委員会/水島 努
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SIGNUM
Witold GIERSZ
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Sonambulo
Theodore USHEV
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The Guardian
Alessandro NOVELLI
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The Poem
CHEN Xi
審査講評
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大井 文雄
アニメーション作家
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主査
小出 正志
アニメーション研究者/東京造形大学教授
メディア芸術祭20周年を前にして
今年度のアニメーション部門は、過去最多823編の応募となり、特に756を数えた短編の伸びが著しい。また64の国と地域からの応募は、審査区分としては4部門でもっとも多い。ひとつには、世界的な短編アニメーションの活況が背景にあると考えられる。文化庁メディア芸術祭では、アニメーションが部門のひとつて …
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髙橋 良輔
アニメーション監督
メディア芸術祭は異種格闘技戦だ!
今回も"審査"や"選出"ということの難しさにもだえ苦しみました。とにもかくにも、800を超える作品のなかから、"賞"を選ぶということのべらぼうさに耐えなければなりません。この作品とあの作品を同じ土俵に上げていいのかとひっきりなしに自問自答しながら、七転八倒の末にたどり着いた私なりの考えは、 …
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森本 晃司
アニメーション監督
人生そのものが表現する者にとっての財産
『Rhizome』は地球に存在している生態系の縮図を見事に描いた作品である。表現者は、文化、哲学、生物、関係性などから作品の世界観を考えるが、本作では短いなかにそれらすべてが入っている。評価すべきはキャラクターがアナログ手法で描かれていることだ。とてもかわいらしい。キャラクターと生態 …
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山村 浩二
アニメーション作家/東京藝術大学大学院教授
アニメーション独自の評価軸
今年の受賞結果は、5作品受賞と、フランス作品の活躍が目立つ結果となった。堅実なナラティブの力と洗練されたグラフィックや色彩感覚を持っているものが多く、フランスの近年の成熟の兆しを感じた。教育や助成金の充実の影響があるのかもしれない。総評として、まず短編は、分母が増えたとはいえ、力のあ …
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特殊なるアニメーション表現との邂逅
今回の審査を通して受賞作品に絞り込まれたアニメーションを俯瞰してみると、劇場・テレビのアニメーションと短編アニメーションとの、その表現のテーマ性、見せる対象(観客)への意識のあり方など、双方の距離のあまりの隔たりに、それらを同じ土俵に乗せて優劣の判定をすることの無理をかなり強く感じた。私が関 …