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アニメーション部門

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  • © 2016 Cinema Fantasma

新人賞

Rebellious

Arturo “Vonno” AMBRIZ / Roy AMBRIZ

短編アニメーション [メキシコ]

1913年のメキシコを舞台として、「映画」そのものをテーマに「アーティストになる決意」を描いたストップモーション・アニメーション。農場主ドン・ゴンザロは狂暴なイノシシたちとともにアシエンダ(大農地)を思うがままに支配していたが、隻眼の小さなイノシシ、ハバリトだけは完全に飼い慣らされず、自由にふるまっていた。ドン・ゴンザロはカメラマンを雇い、その体制をフィルムに記録していたが、農地の解放にやってきた革命軍から攻撃を受ける。戦いの混乱のさなか、偶然カメラの近くに来たハバリトは「映画」を発見する─。歴史上初めて撮影された戦いのひとつであるメキシコ革命を題材に、暴力への抵抗と、芸術にその生涯をささげる者の決意を描いた作品。29分36秒

© 2016 Cinema Fantasma

プロフィール

Arturo "Vonno" AMBRIZ

メキシコ

1988年、メキシコシティ生まれ。兄弟であるRoy AMBRIZとCinema Fantasmaを共同設立し、共同監督を務める。Cartoon Networkなどメディア会社のアニメーションを手がける。

( 2017 )

Roy AMBRIZ

メキシコ

1990年、メキシコシティ生まれ。兄弟であるArturo "Vonno" AMBRIZとCinema Fantasmaを共同設立し、共同監督を務める。Centro de diseno, cine y television卒業。Cartoon Networkなどメディア会社のアニメーションを手がける。

( 2017 )

贈賞理由

この作品の人形はけっして可愛らしいというものではない。しかし通常神秘的なものには魅惑的な面と怪奇的な面が同居し、近づきたい気持ちと避けたい気持ちが葛藤を起こす。そんな神秘的なものをこの作品の人形たちは持っている。猥雑さを含みながら、神秘的な人形たちの繰り広げる混沌は、アニメーションにうまくマッチしている。映画という文化的なシンボルが革命という変化の時に記録を担うことになる様相を人形アニメーションで象徴的に描き込む。動きを創造するアニメーションの原点を考えさせる作品となっている点を高く評価したい。(横田 正夫)

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