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アート部門

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  • © 2018 Torajiro AIDA

新人賞

I’m In The Computer Memory!

会田 寅次郎

AIDA Torajiro

メディアインスタレーション [日本]

コンピュータの中で動作しているメモリを視覚化し、その中を探検する参加型インスタレーション。鑑賞者はタッチパネルでメモリの中を探索し、その様子は目の前の大きなスクリーンに映し出される。リアルタイムで動作しているメモリの中の様子は四角形のブロックで表示されており、その間を探索していく。メモリ内部に何らかの情報がプールされていることを視覚的に知ることができるが、その内容やそこにある理由を知ることは難しい。鑑賞者は本作を通じ、日頃使用するコンピュータのなかにある、不可視の世界を感じることになる。本作のソースコード(プログラム)はソースコード管理サービスを通じてインターネット上に公開されている。

© 2018 Torajiro AIDA

プロフィール

会田 寅次郎

AIDA Torajiro

日本

2001年、東京生まれ。高校生。プログラムで遊んでいる。最近の興味はブロッ クチェーンと人工知能。好きな言語は PythonとHaskell。

( 2018 )

贈賞理由

「もの」をただあるがままの「もの」として見るという1970年頃の日本美術動向である「もの派」を念頭に、評者は90年頃、GUI型パソコン画面にアイコンがただ置かれることのリアリティを「デスクトップもの派」と称した。今日なら、メモリ内のデータを存在として可視化し対峙することに説得性を感ずる「プログラマーもの派」がいるはずで、本作の作者はそれだろう。もの派の作家が語った世界内存在や、マウスポインタを自分と感じる「今・ここ・私」の世界観は、単純な本作の構成にも、作品名や末尾の「!」にも、見事に結実している。(中ザワ ヒデキ)

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