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エンターテインメント部門

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新人賞

MetaLimbs

佐々木 智也/ MHD Yamen SARAIJI

SASAKI Tomoya / MHD Yamen SARAIJI

ガジェット [日本 / シリア]

2本のロボットアームを装着し、足の動きをマッピングすることで、自在に操ることができる「新たな腕」を増やす作品。ロボットアームは肩から背負い、左右の足の甲と膝に取り付けられたセンサーが脚の動きをトラッキングしてアームを動かし、足の指を動かすとロボットハンドも動く。ロボットハンドには触覚センサーが取り付けられ、ロボットハンドの感覚が足にフィードバックされる。従来の義手や義足のように身体感覚を補うだけでなく、アームの先にハンダゴテなどを付け替えることによって、人間の身体能力を超越した機能をも付与できる。テクノロジーのトレンドが補綴技術から人間拡張技術へと移り変わるなかで、人間の身体感覚が技術によってどう変化するかを提起する。

プロフィール

佐々木 智也

SASAKI Tomoya

日本

1994年生まれ。2017年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了。ロボット工学、バーチャルリアリティーを用いて人間の身体能力の拡張や新たな身体感の獲得について研究している。

( 2018 )

MHD Yamen SARAIJI

シリア

1988年、シリア生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、特任講師。2010年シリアのダマスカス大学卒業。2015年KMD修士課程修了、2018年同博士号取得。テクノロジーやロボット工学によって人間の新たな能力を作り出し、人が機械を自分の身体の一部のように使うことができるよう研究している。SIGGRAPH、Augmented Human、ICATなど数々の国際会議での実演・受賞経験を持つ。

( 2018 )

贈賞理由

人間が本来持っている能力を超える道具は、機能を最適化して操作する、あるいは機能を補完して受動的に動作するイメージが強い。しかし『MetaLimbs』は、足と連動させるというユニークな発想で、ユニバーサルな機能でありながら能動的に動作さ せることができる。足での操作に慣れれば、『MetaLimbs』自体に身体所有感を感じると想 像すると、新たな身体機能獲得への可能性が大きく広がる。今後の展開と製品化に期待したい。(遠藤 雅伸)

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