アニメーション部門
受賞作品
審査委員会推薦作品
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宇宙よりも遠い場所
いしづか あつこ
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ケアンの首達
副島 しのぶ
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劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」
『君の膵臓をたべたい』制作チーム(代表:牛嶋 新一郎)
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サムライエッグ
百瀬 義行
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マイリトルゴート
見里 朝希
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未来のミライ
細田守
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モフモフィクション
今津良樹
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モリモリ島のモーグとぺロル
合田 経郎
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リズと青い鳥
山田 尚子
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A Fly in the Restaurant
XI Chen
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Blue Flight
Yirui TIAN
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B: The Beginning
中澤 一登
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Carlotta’s Face
Frédéric SCHULD / Valentin RIEDL
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Circuit
Delia HESS
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Conception: Catie + Jen
Moth Studio
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DEVILMAN crybaby
湯浅 政明
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Five minutes to sea
Natalia MIRZOYAN
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Honour
Frederic SIEGEL
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Le Mot
BAEK Miyoung
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Love Me, Fear Me
Veronica SOLOMON
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MIMI
深谷 莉沙
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Mom’s Clothes
Jordan WONG
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ねこのひ
Jon FRICKEY
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Neuralism
Glenn MARSHALL
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Not Today
Marine JACOB
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Somewhere Soft
吉成 慧恵
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Space Between Stars
Samuel W. BRADLEY
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THE LOST GARDEN
Natalia CHERNYSHEVA
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WATER IN THE CUP
加藤 郁夫
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32-Rbit
Victor OROZCO RAMIREZ
審査講評
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横田 正夫
医学博士/博士(心理学)/日本大学教授
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森野 和馬
映像作家/CGアーティスト
多彩な表現と接近の相違
近年におけるアニメーション表現の多彩さ、これはコンピューターの役割やネットの進化によるところが大きい。制作方法は変化し続け、少ない経験でレベルやクオリティのアップを実現し、情報アクセスも容易になり、質・量ともに膨大な作品に触れることで、映像表現が何たるかを理解できる。このことから感覚や熱意を持ち合わ …
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西久保 瑞穂
映像ディレクター
刺激を求めて
今年の中長編アニメーションはまとまりの良い作品が多かった。特に優秀賞の『ペンギン・ハイウェイ』『ひそねとまそたん』『若おかみは小学生!』は完成度が高い。ただ『大人のためのグリム童話手をなくした少女』のような刺激的な作品が少ないのが寂しかった。一方短編アニメはバリエーションに富んでいて楽しめた。大賞の …
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木船 徳光
アニメーション作家/IKIF+代表/東京造形大学教授
継続して制作することの意味
毎年これだけの作品が制作されていると思うと、アニメーションはまだまだ発展し続けている分野だと感じた。作品のフォーマットや制作方法が安定していないことが、変化し続けていることが、原因のひとつだと思う。最先端は相変わらず安定しないまま大変な状態である一方、タブレットでもアニメーションの制作ができるように …
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宇田 鋼之介
アニメーション監督・演出
アニメーションが本来最も得意とする手法
今年度の大賞は『LaChute』が受賞した。カテゴリー分けをしないとどうしても長編に決まりがちなのだが、短編アニメーションが大賞を取ったことは大きな意味があると思う。「崩壊」とか「落ちる」といった意味のタイトルのこの作品は、逆説的に「再生」「希望」を表現しているように自分は感じた。見る人によっては全然違う …
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アニメーションにおける日常のゆらめきとこころのつながり
文化庁メディア芸術祭における本年度のアニメーション作品において、短編では人生のさまざまな困難が描かれていたのに対し、長編でははつらつとした女性によって元気になる人々が描かれていた。アニメーション部門の大賞は短編の『LaChute』であった。この作品のループとなった展開は、人間の生死、天国と地獄を想像させ、 …