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マンガ部門

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  • © boichi, Kodansha 2019

大賞

ORIGIN

Boichi

単行本・雑誌 [韓国]

作品の舞台となるのは、あらゆる犯罪が流れ込む大都市となった西暦2048年の東京。そこでは限りなく人間に近い外見を持つ超高性能なAIを搭載したロボットたちにより、夜な夜な殺人が繰り返されていた。そんなロボットたちと敵対する主人公が、人間社会に溶け込むプロトタイプのロボット、オリジンである。オリジンは田中仁の名で世界企業AEEに入社し、自己のバージョンアップを繰り返しながら、科学者「父さん」につくられた兄弟ロボットたちと戦っている。オリジンは感情を持たずAIのプログラムに従って行動するが、彼の前に立ちはだかるロボットたちのリーダーには感情が芽生えており、オリジンが理解できない復讐心により襲いかかってくる。生き残るために合理的な判断を続けるオリジンは、一方でいつか自分にも感情というものが生まれることを期待している。その二重性は、読み手に人間の持つ感情の由来や意味を問いかける重要な要素と言える。20kgを超える炭化タングステン超合金の日本刀を武器に、時には自らの身体の破壊を顧みずに敵に向かっていくオリジンの戦いを、細密な書き込みと高い画力により描写した。細部まで描き込まれたSF設定と、ハードボイルドな世界観が、読者を強く惹きつける。『週刊ヤングマガジン』(講談社)2016年40号─2019年11号

© boichi, Kodansha 2019

プロフィール

Boichi

韓国

マンガ家。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2017年14号─連載中

( 2018 )

贈賞理由

作品の舞台となるのは、あらゆる犯罪が流れ込む大都市となった西暦2048年の東京。そこでは限りなく人間に近い外見を持つ超高性能なAIを搭載したロボットたちにより、夜な夜な殺人が繰り返されていた。そんなロボットたちと敵対する主人公が、人間社会に溶け込むプロトタイプのロボット、オリジンである。オリジンは田中仁の名で世界企業AEEに入社し、自己のバージョンアップを繰り返しながら、科学者「父さん」につくられた兄弟ロボットたちと戦っている。オリジンは感情を持たずAIのプログラムに従って行動するが、彼の前に立ちはだかるロボットたちのリーダーには感情が芽生えており、オリジンが理解できない復讐心により襲いかかってくる。生き残るために合理的な判断を続けるオリジンは、一方でいつか自分にも感情というものが生まれることを期待している。その二重性は、読み手に人間の持つ感情の由来や意味を問いかける重要な要素と言える。20kgを超える炭化タングステン超合金の日本刀を武器に、時には自らの身体の破壊を顧みずに敵に向かっていくオリジンの戦いを、細密な書き込みと高い画力により描写した。細部まで描き込まれたSF設定と、ハードボイルドな世界観が、読者を強く惹きつける。『週刊ヤングマガジン』(講談社)2016年40号─2019年11号

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