アート部門
受賞作品
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優秀賞
TH-42PH10EK x 5
Stefan TIEFENGRABER
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優秀賞
Sea, See, She – まだ見ぬ君へ
See by Your Ears(代表:evala)
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優秀賞
Bricolage
Nathan THOMPSON / Guy BEN-ARY / Sebastian DIECKE
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優秀賞
Acqua Alta – Crossing the mirror
Adrien M & Claire B
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新人賞
VOX-AUTOPOIESIS V -Mutual-
小宮 知久
KOMIYA Chiku -
新人賞
Ether – liquid mirror
Kaito SAKUMA
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新人賞
灯すための装置
小林 颯
KOBAYASHI Hayate -
ソーシャル・インパクト賞
Google Maps Hacks
Simon WECKERT
審査委員会推薦作品
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2D Painting [7 Objects, 3 Picture Planes]
ヨフ(大原 崇嘉/柳川 智之/古澤 龍)
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The Gesturewriter
Joseph KNIERZINGER
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Signifié on the Web
石橋 友也/新倉 健人/二口 航平
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ROW
Aleksandr LIKHACHEV / Alexander SINICA / Klim SUKHANOV / Semen PEREVOSHCHIKOV
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On Framing Textile Ambiguities
Nathalie GEBERT
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Movings in rotating motion
パンタグラフ(井上 仁行)
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Meandering River
Julia LAUB / Cedric KIEFER
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InkFlux – Flowin’ In The Wind
h0nh1m (Chris CHEUNG)
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Feeding
CHANG Hsin Yu
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Disruptive Devices
Neil MENDOZA
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Barricade
鈴木 英倫子
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Artificial Botany
fuse* (Mattia CARRETTI / Luca CAMELLINI / Samuel PIETRI / Riccardo BAZZONI)
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ソテツとてつもなく並
小林 椋
審査講評
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秋庭 史典
美学者/名古屋大学准教授
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池上 高志
複雑系科学研究者/東京大学大学院総合文化研究科教授
生の体験とメディアアート
毎年の応募作品が、多彩で国際色豊かなのは、素晴らしいことだ。すべての作品には、作者の大量の熱量と時間が注ぎ込まれており、審査は毎年非常に消耗するというのも事実である。今年の作品についていえば、その場で体験してみないとわからない作品、のことが非常に議論になった。今回、大賞を受賞した『縛られたプロメテウ …
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Georg TREMMEL
アーティスト/研究者
文化的記憶の喪失とメディアの自己表現
私の審査委員として最後の年は、文化庁メディア芸術祭と同時期にスタートしたメディアアートにおける探求の旅を振り返る時間となりました。メディアアーティストにとって、24年間という長さはほぼ一世代に相当します。メディアアートの進化、アーティストたちによる新しいメディアの応用、また、実行委員会やフェスティバル …
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田坂 博子
東京都写真美術館学芸員
変化の時代に
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界の景色が一変した1年だった。世界中で政治的、社会的問題がSNS上を賑わせ、オンラインは、大多数の人々の日常生活の一部になった。美術館や映画館、そして文化庁メディア芸術祭をはじめとする芸術祭のような文化事業も、オンラインでの活動と向き合わざるを得ない状況と …
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八谷 和彦
アーティスト/東京藝術大学准教授
初めてのアート部門審査
文化庁メディア芸術祭は、2013-15年頃仕事で関わっていたことがあり、その頃から「アート部門は応募数が多くて審査委員は大変そうだな......」とは思っていたのですが、ついに今年度アート部門の審査委員をやることになりました。改善が進んでいたせいか審査は思っていたほど過酷ではなかったのですが、一方で難しさを感じ …
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ありうべき生命観から
アート部門への応募総数は、第23回に比べてわずかに減少している。減ったのは主として海外からの応募である。他方で映像作品の応募数が増えている。この2つを新型コロナウイルスの感染拡大と直接結びつけてよいのかどうかはわからない。少なくとも応募期間の前半はそれとは関係がない。いずれにせよ、このような困難な時期 …