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エンターテインメント部門

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優秀賞

らくがきAR

『らくがきAR』制作チーム(代表:宗 佳広)

“RakugakiAR” Production Team (SO Yoshihiro, Representative)

アプリ [日本]

スマートフォンやタブレットで、ノートやホワイトボードに描いたらくがきをスキャンすることによって、端末のバーチャル空間内でそれらが⾃由に動き回るようになるアプリケーション。制作にあたっては、スキャンすると描かれた絵に⾃動でボーンと呼ばれる⾻(動きの連結点)が⼊る「ホネボーン(HoneBorn)」システムを独⾃開発した。同アプリケーションは「絵を描く」というアナログな体験を起点としながらも、ARを組み合わせることで、アナログとデジタルの垣根を乗り越えようとしている。動き出したらくがきには食事を与えたり、触れることができるなどコミュニケーションが取れるようになっており、そのインタラクティブ性はユーザーの経験をさらに豊かなものにするよう意図されている。録画、撮影にも対応し、思い出として残したり、SNSで共有したりといった多様な楽しみ方も可能となっている。

©︎ Whatever Inc.

プロフィール

『らくがきAR』制作チーム(代表:宗 佳広)

“RakugakiAR” Production Team (SO Yoshihiro, Representative)

日本

( 2021 )

宗 佳広

SO Yoshihiro

日本

1975年生まれ。株式会社ココノヱ代表取締役、デザイナー。

( 2018 )

贈賞理由

ある日Twitterでユニークな動画を見かけた。いろんな絵が平面から起き上がり、手や足、尻尾と思しき末端をバタつかせ現実世界を走り回るのだ。自作のらくがき、既存のキャラクター、子どもたちが描いたらくがき、無理矢理動かされた正体不明の数々。本作品の動画は瞬く間にSNSで爆発的に拡散していった。私も早速ダウンロードして子どもたちと片っ端から撮影し、手足らしき場所をバタつかさせた。ノンプロモーションでSNS、口コミで拡散した『らくがきAR』を開発したクリエイティブスタジオWhateverの作品の歴史は、描いた絵によってパラメータが変わるゲーム、「らくがき水族館」で魚、「らくがき動物園」で手足をと、まさにわれわれ生命と同様の進化を遂げてきたのだ。アニメーションの語源で霊魂を意味する「アニマ」。平面のさまざまなものに命を吹き込み脈動させる同作品は、生命を生み出す神のような視点を自由に手軽に楽しく体験させてくれる。(時田 貴司)

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