エンターテインメント部門
審査委員会推薦作品
気持ちいいのはなぜだろう。
原 研哉/深尾 大樹/坂本 龍一/関 拓弥/村木 諭
HARA Kenya / FUKAO Taiki / SAKAMOTO Ryuichi / SEKI Takuya / MURAKI Satoshi「掃除」という、人々の生活のなかのごくありふれた営みを、ドイツ、トルコ、イラン、中国、日本の各都市、計103カ所で撮り下ろし編集した無印良品の企業広告。鉄道、船舶、劇場、ビル、楽器などを掃除する様子が静かなピアノ楽曲とともに映される。作中には企業ロゴ以外のメッセージはなく、コロナ禍においてもなお普遍的な行為の価値を広く発信した。
プロフィール
原 研哉
HARA Kenya1958年、岡山県生まれ。武蔵野美術大学教授。日本デザインセンター代表。「もの」のデザインと同様に「こと」のデザインを重視して活動中。2002年に無印良品のアドバイザリーボードのメンバーとなり、アートディレクションを開始する。「REDESIGN」や「HAPTIC」など独自の視点で企画した展覧会を通して、日常や人間の諸感覚に潜むデザインの可能性を提起。AGF、JT、KENZOなどの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビル VI、代官山蔦屋書店VI/サイン計画などを手がける。主著に『デザインのデザイン』(岩波書店、2003)、『日本のデザイン─美意識がつくる未来』(岩波書店、2011)。
深尾 大樹
FUKAO Taiki
( 2022 )
坂本 龍一
SAKAMOTO Ryuichi1952年、東京都生まれ。78年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『YMO』を結成。散開後も多方面で活躍。『戦場のメリークリスマス』(83年)、『ラストエンペラー』(88年)の音楽では英国アカデミー賞、グラミー賞他を受賞。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設なども行う。2013年は山口情報芸術センター(YCAM)10周年事業のアーティスティック・ディレクター、14年は札幌国際芸術祭2014のゲストディレクターとしてアート界への越境も積極的に行っている。
関 拓弥
SEKI Takuya
( 2022 )
村木 諭
MURAKI Satoshi
( 2022 )