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フェスティバル・プラットフォーム賞

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  • ※完成イメージ

ジオ・コスモス カテゴリー

Path of Noise (r, theta, phi)

Paul LACROIX

アプリ [フランス]

粒子の一つひとつが、人生の偶然性、つまり一緒に生まれては離れ、また一緒になるという混沌とした道筋を表現している。また、桜の花は、見る人の心に幸福感や安らぎを与える。タイトルにある「r, theta, phi(アール、シータ、ファイ)」は、球面環境における点座標の表現方法を指している。球形状のスクリーンが持つおもしろさは、始まりも終わりもない境界のなさである。ジェネラティブアートである本作は、リアルタイムに描画され、その都度異なる色やパターンをもたらす。

プロフィール

Paul LACROIX

フランス

日本在住。3D画像に関する数学や物理のスペシャリスト。

( 2013 )

贈賞理由

ジオ・コスモス カテゴリーの映像制作は、「フレーム」という境界線が存在しない完全球体スクリーンの特殊性のために難易度が高い。これまでの応募作品を見渡してみると、大別して、伝統的な2D映像編集の延長から制作するアプローチと、コンピュータによってリアルタイムに生成されるジェネラティブアートというアプローチが存在しているが、近年は後者の応募が少しずつ増加傾向にある。このアプローチはますます増えていくであろうし、新しい表現が生まれる原動力にもなりうる。今後の応募に期待したい。受賞した本作は、球体映像という特殊性を逆手に取り、フレームの境界線も存在せず、始まりも終わりも存在しない、ジェネレーティブなアート作品に仕上げたところが審査委員一同から評価された。リアルタイムに描画されるパーティクルや線画に人生の偶然性やカオスの道筋を表現し、桜の花で見る人の心に幸福感や安らぎを与えるというコンテクストも好感を得た。(水口 哲也)

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